9/30/2011

『愛が殺せとささやいた』

どーも、近藤です。
演劇を観るとき、俳優さんの声の響き具合が気になります。

舞台『愛が殺せとささやいた』を観た。
すでに千秋楽を迎えているが、
今でもその余韻が続くほど、強烈に胸に刺さる作品だった。

~物語は国民的大女優「愛」が殺されたところから始まる。
捜査が進むにつれ、一見、愛の死を悼んでいるように見えた
全ての関係者に、動機があることがわかる。
主演は水沢アキ。人間模様が複雑に絡み合うサスペンスが、
昭和中期の日本を舞台に繰り広げられる。
脚本・演出は、今最も演劇界で注目を集める岡本貴也・・・~

実は、この岡本貴也氏、私の兄の古くからの音楽仲間であり、
私自身、知り合ってからもう10年以上経っている。
特に大学時代は、ライブや舞台に何度も足を運んでいた。
この夏は、みんなで長岡花火も楽しんで、
岡本さんが涙が出るほど感動していたのが、長岡人として嬉しかったなぁ。
ぜひいつか、長岡を舞台に脚本を(笑)!


観劇後にお話しすることができた。
岡本さんの頭の中、一体どうなっているんですか!?
と思わず聞いてしまった。
凄まじく綿密に練り上げられた脚本に圧倒されたのだ。
2時間強ノンストップの舞台は、ただでさえ観るのに体力がいるけど、
息つく間もないめくるめく愛憎のドラマに、
心臓をぐらんぐらん揺さ振られ、ものすごい疲労感。。

「人間ってこわい。」
それが真っ先に口から出た感想だった。
この舞台で描こうとしたのは、
『一人の人間が、たくさんの側面を持っている。』ことだという。
確かに、それは真実だと思う。
でも、自分では気づいていなかったり、
気づいていても、他人には見せないことも多いだろう。

この舞台で突きつけられた人間の『業』の生々しさに、
面食らったのだ。

そう、私も普段は、ある側面しか見せずに生きているから・・・。
なんてね。ふっふっふっ。

今、演劇界で大注目の脚本家、岡本貴也氏の舞台、
次の観劇の際にはまたお知らせします。
岡本貴也blog