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4/01/2019

日本陶芸展大賞

この風machi日記に、
何度も登場してくださっている方。
大学の先輩、
陶芸家・五味謙二さんの個展へ。
これまでにも数々の受賞歴をお持ちですが、
ついに今年は、
日本陶芸展にて”大賞”を受賞されました!
https://www.mainichi.co.jp/tougei/news/20190215.html

それでも、
大学時代からずっと変わらず、
すごく気さくで、
ユーモアとやさしさに満ち満ちた方。

いつも一緒に訪問している、
わたしの夫の親友なので。
素のままの五味さんに会えるのがうれしい。
この日は特に、
新潟の家族が上京中でもあり、
子どもたち含め、
大勢で新宿のギャラリーにおしかけてしまいましたが。
いつものように、
あたたかく迎えてくださり感謝。

わたしの両親は、
五味さんに久しぶりにお会いして、
気に入った作品をお土産にでき、
とても喜んでいました。
作品を見て、お話を伺い、
「五味謙二」という人の風を感じるたびに。
あぁこんなふうに、
心血注ぐ情熱を内に秘めながら、
誰かの前では軽やかに笑っていられたらと。

一歩一歩近づきたい、
大切な目標です。
わが家の食器棚には、
大学の卒業制作展の作品から、
五味さんの器が並んでいます。
今回の展示で、
宝物がまたひとつ。

11/16/2018

『せかいいちのいちご』原画展

表参道の山陽堂書店で開かれた、
『せかいいちのいちご』原画展に行ってきた。
(文:林木林/絵:庄野ナホコ/小さい書房)
左より、庄野ナホコさん林木林さん小さい書房の安永則子さん。
一緒に伺ったのは、
「お父さんの絵本ガレージ」でお世話になっている、
oton+to編集長の布施太朗さん。





庄野ナホコさんの、
繊細で美しく、
かつ、
どこか切なくて、もの寂しさも感じさせる、
独特の世界観を持つ絵。
一枚一枚、
原画に惹き込まれた。

貴重なラフスケッチや、
赤字の入った校正紙なども展示され、
とても見ごたえのある展示だった。
ひとり出版社「小さい書房」が出版する絵本には、
いつも注目している。

”ひとりでよんでも
 こどもとよんでも”
というテーマで絵本創りをしている出版社。
以前のブログにも書いた『二番目の悪者』など、
大人が深々とハッとさせられる作品が多い。

その『二番目の悪者』の作者2人による新作が、
『せかいいちのいちご』である。

ある日、
シロクマのところへ手紙が届く。
「いちご おとどけ いたします」
あの可愛らしい赤く輝く実のことを想像し、
どきどきしながら待つシロクマ。

そしてついに、
一粒のいちごが届いた!
シロクマは、
いちごの周りでダンスをし、
何度も見つめ、
枕元に飾って眠った。

それから毎冬、
数を増やしながら、
いちごが届くようになる・・・

ふえるとへる。増えると減る。
いちごが増えて、減ったものとは?

もっともっとと、
あらゆるものを求め、
足りすぎている時代に。
ついつい欲張りになるわたしに。
待った!をかけられた気分。

ピンク色の綺麗な表紙からは想像できなかった感触が、
じわりじわりと迫ってくる絵本。
木林さんと庄野さんに、
気になっていたことを伺ってみると、
忘れられない言葉が返ってきた。
ありがとうございました。
この日は「小さい書房のこれまで」というタイトルで、
安永さんにインタビューするというイベントだった。

テレビの報道記者から一転、
出版社を立ち上げた安永さん。
異色のご経歴に、
改めて感じ入りながら。

「出版社の大きい小さいに関係しない、
 ”1冊の本のチカラ”を感じている」
そう何度も語られていたのが、
とても心に残る夜だった。

10/04/2018

村上康成さん『水ぎわの珍プレー』原画展

村上康成さんの人気の新聞連載をまとめたイラストエッセイ、
神保町ブックハウスカフェの原画展に合わせて行われた、
トークイベントに行ってきた。
釣り人として。
アーティストとして。

日本はもちろん、
世界各地を釣り歩いてきたリアルな体験を伺いながら。
水ぎわとアトリエと、
2つの世界を繋ぎ持つ村上さんの生き様に、
あらためて感銘。

目に見える世界と見えない世界があり、
想いを馳せることがいかに大切か。
情報過多の時代に、
子どもたちが”自分で思うこと”の重みについて。

時に笑ったり、感じ入ったり。
会場の空気が大きく揺れていた。
今夏、伊豆高原の村上康成美術館でも見た原画たち。
ブックハウスカフェのギャラリーにて、
また違った趣を放っていた。
 クマに見つめられ。
夕暮れの美しさに息をのみ。
・・・これは1番好きな原画。
絵はもちろん、
村上さんの言葉もじっくりと味わえるエッセイ。
想像力をかきたてられ、
自然の感触に近づける1冊です。
トークイベントのしめくくりは、
ウクレレですてきな歌声を♪
弦は釣り糸!
「お父さんの絵本ガレージ」コーナーにて。
今回のテーマは、
ちょうどこのとき、
村上さん初めての翻訳絵本『あのひのクジラ』(ブロンズ新社)を選書中。
「お父さんに絵本をおすすめする企画はいいね。お父さんはピュアだから」。
ありがたい言葉に力をいただいた。

===
*村上康成美術館
*村上康成絵本ギャラリー
*村上康成Breezingオフィシャルストア
*村上康成グッズMINTmint

9/14/2018

杉山巧さん個展

お気に入りのギャラリーで開催されている、
杉山巧さんの個展へ。
イラストレーター杉山さんは、
あの恩田陸さんの小説『蜜蜂と遠雷』の、
表紙絵を描いた方。
まじまじと原画を見つめられるって、
贅沢な時間。
1枚1枚、
息をのむほど美しく。
やさしいと思って近づいてみたら、
その迫力にこころを掴まれた。
2歳の男の子がいる杉山さん。
わたしの息子を見て、
「うちの子と同級生ですね~♪」と。
パパの表情もすてきだった。
また杉山さんの世界にふれたい。
次の機会が楽しみ!

8/11/2018

かこさとしのひみつ展

かこさんの絵本が家族そろって大好きな、
わたしの兄ファミリーが上京。
特に甥っ子くんがいま、
ドはまりしているようで。
かこさん作品について、
びっくりするほど詳しかった。
子どもたちと絵本を読めたり、
絵本の世界で遊べるコーナーも。
みんなでワイワイ楽しかったなぁ♪
甥っ子、姪っ子ちゃんが着ていた、
『からすのぱんやさん』Tシャツに触発され、
息子もget!

帰り際、
わたしの息子にプレゼントしてくれた兄。
まさにこの絵本でわたしはたくさんの言葉を覚えたので、
なつかしく、感慨無量。。

まるで図鑑のように楽しめるこのシリーズ。
息子は自分の知っているモノを、
声を出しながら指差し確認。
すでに認識しているモノが、
わたしが思っていた以上にいっぱいあった。

わが子の育ちを見つめることができるのは、
絵本を読み合う大きな喜び。
若い頃に戦争を経験したことから、
「子どもたちに物事を正しく判断できる知識を身につけてほしい。
 生きる意欲を持ってもらえるような作品を」
という一心で、
絵本作りに挑み続けたかこさん。
未来のだるまちゃんが、
かこさんが絵本に託したメッセージを受けとり、
ぐんぐん知の世界を広げていけますように。

もう一度足を運べるといいなぁ。
開催は9月9日(日)まで。

かこさとしのひみつ展 ーだるまちゃんとさがしにいこうー

8/10/2018

かがくいひろし絵本原画展

仕事の打ち合わせ帰りに、
ひとりでゆっくりみることができて良かった!
赤ちゃん絵本の新定番として大人気!
かがくいさんの『だるまさん』シリーズは、
累計550万部を突破している。
この展覧会は、
シリーズ発刊10周年を記念して企画されたもの。

かがくいさんの代表作の原画が展示されていた。

決して広くないスペースだけれど、
原画のほかにも魅力的な展示がいろいろ。
言葉にならない感動でいっぱいになった。

まずは年譜の前で動けなくなる。

かがくいさんは、
絵本制作に専念するまでの28年間、
特別支援学校の教師として、
ハンディキャップのある子どもたちをサポートし続けた方。

50歳で絵本作家デビューし、
54歳ですい臓がんで急逝。
そのわずか4年の間に、
16冊もの絵本を遺された。

そのほかかがくいさんのお人柄が伝わる、
くわしいご経歴を振り返っただけでも、
唸ってしまった。

そして何よりこころ動かされたのは、
教員時代の活動を記録したVTRだ。
子どもたちに向けて制作した手遊びの数々や、
生徒さんとの実際のやりとりを動画でみることができた。

発達に遅れがあったり、
言葉に不自由があったりする子どもたちでもわかる、
動きとリズムで見せる人形劇や、
手作り教材のほか、
生徒さんを登場させたオリジナル絵本など。

かがくいさんは、
ひとりひとりの状態に合わせた様々な制作を通して、
子どもたちが喜ぶ表現、
笑いや表情を引き出す方法を研究し続けたそう。

生徒さんといっしょに横になって、
絵本を読み語るかがくいさんの肉声は、
深いやさしさに満ちていた。
子どもたちに真に寄り添った言動には、
笑顔とユーモアも欠かさず。

かがくいさんの絵本が、
子どもたちを夢中にさせるひみつ。
周りの大人たちをも幸せにした、
人となりであったこと。

すべて、この原画展から伝わってきた。

だるまさんシリーズの続編となる貴重なラフスケッチや、
かがくいさんご自身が、
絵本作家としてしあわせに思うこと8ヵ条も必見。
ここで感じたことを、
子どもたちに、親御さんたちに、
私なりの方法で届けていきたい。
届けていけますように。

かがくいひろし絵本原画展

だるまさん10周年特設サイト

8/05/2018

山田和明さんとスイス

何度か訪れているカフェ&ギャラリーQuo vadisで、
絵本作家・イラストレーターの山田和明さんの絵が見られると知り、
楽しみに伺ってきた。

「山田和明×Lena Hoffmann
ヤッホー・ホトラララ Switzerland展」。
今年のイタリア・ボローニャ国際絵本原画展でも入選された山田さん。
最終日でにぎわう中、
いろいろお話させていただきありがとうございました。
今回は、いつもと違う水彩画の展示。
スイスの風景を描いた作品たちが並んでいた。
この日も猛暑だったけれど、
山田さんの絵から流れ込んでくる、
高原の涼やかな空気に癒やされた。
電車やバイオリンなどが、
景色にここちよく溶け込んでいるのも、
とても素敵だった。
お土産にしたのは、
来年の新作カレンダー。
今回展示されていたスイスの絵が、
すべて入っているとのこと。

山田さんの、
あたたかくユーモアのあるお人柄もにじみ伝わる一枚一枚。
ひとつきごとに飾れるのはうれしい。
絵本『あかいふうせん』との出合いも。
イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選や、
ドイツ・トロイスドルフ絵本賞などの受賞歴のある作品。

まるで詩のように美しい絵とストーリーを追っていくと、
強くこころを掴まれるラストシーンが待っていた。
これからぜひ読ませていただきたいなぁ。

11月には神保町で、
新作絵本の原画展を開催されるそう。
また楽しみが増えた♪
今回は2人展。
20歳のレナさんが描くスイスの生き物たちも、
とっても愛らしかった。
息子はこのカフェから見える、
電車の風景がお気に入り。

今度訪れるときにはどんな展示と巡り合えるか、
楽しみな場所。


山田和明さんHP
http://home.m06.itscom.net/acqua/index.html

カフェ&ギャラリー Quo vadis
https://www.seijoatelierq.com/2f-cafe-gallery

7/14/2018

『生きる』原画展

わたしのパワースポットでもある、
お茶がのめる絵本の店 ティール・グリーン in シード・ヴィレッジへ。
こちらで現在開催されている、
岡本よしろう絵本原画展『生きる』
そのトークイベントにどうしても参加したかった。

谷川俊太郎さんが40年前に書いた名詩「生きる」に、
画家の岡本よしろうさんが絵を描いた絵本。

詩の言葉に合わせたイメージブックのような作品ではなく、
岡本さんが描いたのは、
海辺の町のとある家族の何気ない夏の一日。
わたしたちが生きる、
ありふれていて尊い”今”をとらえた絵だ。

この絵本が出版されたときは、
絵の世界観が意外すぎて、
衝撃を受けた。

でも読むたびに、
ああこれが「生きる」ことなのだと。
そのギャップこそが強いメッセージとなり、
たくさんの人に愛され続けてきた名詩に、
絵本ならではの息が吹き込まれたのだと思う。
子どもたちにとっても、
詩の言葉をより身近に感じられる作品になったのではないだろうか。

2011年3月11日に起きた、
東日本大震災がきっかけで生まれたというこの絵本。
子どもたちに、
生きることについて伝えるにはどうしたらいいだろう。
そう考えた福音館書店の自然科学絵本の月刊誌「たくさんのふしぎ」編集者から、
岡本さんに声がかかったとのこと。

「子どもに聞かれたら答えられるくらい、
描く側が明確でないと伝わらない」

そんな編集者の言葉もあって、
岡本さんは、
2人で一緒に詩を読み解くことから始めたそう。
それぞれの章にタイトルをつけたり、
絵の中に様々なしかけを盛り込んだりしながら。
描き続けた15本目くらいのラフが、
いまの絵本の原型になったという。

子どもに対する真摯な姿勢が伝わってくるエピソードの数々に、
何度もこころ打たれた。

表紙に描かれているのは、
ごく普通の団地の絵。
締め切りギリギリで表紙を変更したという理由も、
とても印象深かった。

・・・トークに聴き入りすぎて、
撮影できた写真は一枚のみ。
岡本さん自作のマリオネット、
マリーちゃんのダンスシーン!
お茶目な岡本さんワールドに惹き込まれ、
会場いっぱいにつめかけた参加者のみなさんも大盛り上がり♪

奥様の温子さんとの息の合ったトークも、
とても素敵だった。
岡本さんはご自身のことを、
作品に合わせて自然と作風が変わる、
”憑依型”とおっしゃっていた。

確かに、
一人の画家さんが描いているとは思えないくらい、
その表現方法は多彩だ。
それぞれに生き生きと味わいがある。

今回の原画展では、
絵本の全ページ23点が展示され、
細部にわたりじっくり堪能することができた。

夏にぴったりの絵本原画展『生きる』は、
ティール・グリーン in シード・ヴィレッジにて、
7月29日(日)までの開催です。


この絵本は、
2017年の「MOE」絵本屋さん大賞で第6位を受賞。
そのときの谷川俊太郎さんの言葉を最後に。

「岡本さんは、
 私の書いた詩に寄り添わないことで、
 私たちがふだん見過ごしている、
 生きることの奥行きを暗示しています。
 テキストと絵の関係がこの絵本では<生きて>いるのです。
 岡本さんありがとう。」

6/19/2018

木版画展

両親の絵本館「絵本の森 グランチャ」のロゴなどを創ってくださった、
長岡在住の木版画家、
たかだみつみさんの個展へ。
ほのぼのとモダンな多色刷りの作品たち、
とてもすてきだった。
会場は、
銀座にある創業100年の人気画材店。
月光荘の地下ギャラリー。
展示の中心は、
香川の旅で出合った風景たち。
お話を伺って、
香川を訪れたくなった。
手ぬぐいとポチ袋をお土産に♪
来訪者が次々と彫り足していく、
木版画セッション。
わたしは月光荘にちなんで、
月を彫ってみた。
1階の画材売り場でも楽しいひとときを。

久しぶりにみつみさんにお会いできてうれしかったなぁ。
よい時間をありがとうございました。
ちっちゃい彼氏と銀座デートして帰りました♡