毎日が冒険です。
今日は、恵比寿の東京都写真美術館で開催中の、
「世界報道写真展2011」に行ってきた。
ここに並んでいるのは、オランダ・アムステルダムで開かれた世界報道写真コンテストで、
10万8千点を超える応募作品の中から受賞した作品の数々。
東日本大震災に関する特別スライドショーのほか、
ハイチでの大地震、タイでの武力衝突、パキスタンの洪水・・・など
ニュースを見聞きしているだけではわからない、現地の真実を見せつけられた。
正直・・・胸をグッサリえぐられるような痛みを伴う。
心と身体が硬直するのを感じたし、
見ていて息苦しさを感じるような写真ばかり。
もちろん、目の前の写真に映る人々の生き苦しさに比べれば、
なんて事はないのだけど。
しかも、どの写真を見ていても、
今年3月の東日本大震災以降の出来事が脳裏を行き来するから、
とても辛い気持ちになる。
でも、今だからこそ「見よう」と、目を凝らした。
いつも通り便利で快適に生活している自分が、
あまりにも衝撃的な現実を決して忘れず、
この先も、微力ながら自分にできる事をしっかり意識して、
淡々と地道に行っていくためにも。
一瞬を切り取る写真だけど、
こちらに語りかけてくるチカラは本当に凄まじかった。
会場を見渡すと、外国の方も含めて
一枚一枚真剣に見入る若い人たちが多かったのが印象的だった。
東京都写真美術館、
恵比寿ガーデンプレイスの中でも異彩を放つ
不思議な空間・・・オススメです。
(世界報道写真展は、8月7日までの開催)