どこでも一人で楽しめます。
たくさんの嬉しかったこと、徒然に。
今日は午後からお出かけ。
目的地までけっこう距離があったが、歩いて向かった。
その道のりで、大好きな花、「ランタナ」発見。
和名は「七変化(シチヘンゲ)」。
その名の通り、咲き始めの淡い黄色〜オレンジ〜紅色と花色が変化していく。
一つの花の塊で、鮮やかなグラデーションが楽しめる花。
小さな花が肩寄せ合って咲いている姿は、とってもほほえましくて、
「協力」という花言葉がピッタリだ。
よく見ると、中央に見えるつぼみの形が個性的。
ちっちゃなリボンみたいで可愛らしい。
見上げれば、きらめく木漏れ日。
時折フワッと吹く、木陰の風がいい気持ち。
束の間、暑さを忘れさせてくれた。
いろいろと用事を済ませ、帰ろうかと外に出ると。。
思わず、わああっっ・・・!と声が出るほどの夕焼け小焼け。
夏の夕焼けは、こちらに迫り来る勢いを持っている。圧巻だ。
帰り道を辿ると、陽も暮れて真っ暗なのに人だかりが。
なになに?と覗き込むと、
私は思わず、息をのんでしまった。感動で。
なんとそこには、ホタルの光・・・。
聞けば、地元の住民の皆さんが、このあたりの水辺の環境を整えて、
大切にホタルを育てているそうだ。
私があれやこれやと質問をして興味津々なものだから?
飼育している方が、
ゲンジボタルを一匹手で捕まえて、私の手のひらに乗せてくれた。
両手で作った小さな暗闇の中で、
ほ〜、ほ〜、と淡い光を放つホタル。
綺麗・・・。
時間が止まったみたいに感じた。
あと10日間くらいは見られるらしい。
デジカメでは、ホタルが光っている様子は撮影出来なかったけど、
さっきの男性が「こうやって撮影するといいよ。」と、
光の源を懐中電灯で照らしてくれた。
色々教えてくれた優しいおじさまに、心からのお礼を告げ、
一緒に見ていた主婦の方と、歩きながら少しだけおしゃべり。
すると、私と同郷、新潟県出身だというので驚いた。
嬉しい偶然に話が弾む。
「また近いうち、あの場所でお会いできるかもしれませんね。」
と言って手を振って下さった。
幸せな光の余韻に包まれながら、サヨナラした。
まさか、都会の住宅街で、ホタルにあえるなんて。
予期せぬ出来事を、最大限楽しむ余裕があるのはいいなぁ。
心のゆとりは、出会いのチャンスを広げてくれる。
忘れられない夏のプレゼント。
目を瞑ると、無数のホタル色が浮かんでくる・・・。
おやすみなさい。