暑いけど、洗濯機をじゃんじゃん回せるのは嬉しいです。
五反田にある、そば居酒屋「マノア」というお店に初めてお邪魔した。
ここで久々に語らったのは、カメラマンの作佐部さん。
私が札幌で働いていた時、新人でまだピヨピヨ言っていた頃から、
ずうっとお世話になっていたカメラマンだ。
札幌と東京、時には海外を行き来しながら、
様々な番組に引っ張りだこの作さん。
この夏も東京に来ていて、久々の再会が実現したのだ。
北海道のカリスマカメラマンです。
(そう書いとけって言われました笑。)
忘れられないロケがある。
アナウンサー1年生のとき、
道東の昆布漁師さんの番屋に一週間泊まり込んで、
手掛け昆布の修行をさせてもらった。
とても優しくあたたかなご夫妻との出逢い。
強く心に刻まれた取材だった。今でもその繋がりは続いている。
新人だった私は、撮影最終日の朝、
極度の緊張と、漁師さんとの別れが寂しい気持ちと、感謝と、
様々な気持ちが込み上げて、いっぱいいっぱいになっていた。
そのとき作さんが、何も言わずに私の肩をぽんぽんっと叩いてくれた。
すると私は、魔法がかかったように、すーっと緊張がほどけたのだ。
その後も、いろんな現場のいろんな修羅場で助けてもらい、
いろんな喜怒哀楽を分かち合い、多くのことを学ばせてもらった。
あまりにできなくて、悔し泣きした私の姿も知っている人だ。
作さんが撮る画には、愛情が溢れている。
技術や経験はもちろんだけど、きっとそれ以上に、
いま現場で何が起きているのか感じとる『心』がないと、
こういう画は撮れないんだろうなーと考えさせられたカメラマン。
なに生意気言ってんだって怒られるかも(笑)!
美味しい酒肴を堪能しながら、
最後の〆でいただいたこのお蕎麦。
なんと、そば粉が「北海道」の幌加内産だった!
2人の再会にふさわしい演出ではないの!?
ほどよいコシも、喉越しも、香りも良く、
すごーく美味しかった。
いつの日か、また一緒に仕事ができたらいいなーと作さん。
そんな日が来たら、今度は嬉しくて号泣だわ、私。
仕事の基礎を培った頃の出逢いや経験は、
環境や状況が変われど一生ものだと、改めて思う。