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8/15/2011

お盆の夜に。

どうも、近藤です。
夏休みの自由研究で、
ヒルと格闘して血だらけになってた太郎君が忘れられません。

お盆で帰省。
毎年お墓参りのあとは、
家族みんなで三条の祖母の家に集まる。

私の兄が、庭で地上に出てきたセミの幼虫を発見。
甥っ子に羽化の様子を見せてあげよう!ということで・・・


カーテンの裏にしがみつくセミ。
もうすでに羽化が始まっていた。
真っ暗にした部屋の中、
時々電気をつけてはプロセスを静かに見守った。
そして見事に・・・!!!


どーん。
透き通るようなグリーンの羽に感激!
セミの羽化をちゃんと見るのは、実は私も初体験。
うわぁぁ・・・と心の中で声をあげ、
甥っ子に負けないくらいワクワクしてしまった。
自分が子供だったら、絶対夏休みの絵日記書いてたよ〜。


甥っ子は目をまんまるくして、
目撃した羽化の様子を、あのねあのね・・・!と、
興奮しながら一生懸命父親に伝えていた。
夏の良い思い出になったよう。


大人たちは、先日三条を襲った集中豪雨の時の話を聞かせてもらった。
私の叔父が撮った写真。


すぐ近くの五十嵐川が氾濫。
ニュースでもずっと見ていたが、
普段の穏やかな川面を知っているだけに、なおさら恐怖を感じる。


家の前の道路も冠水。


叔父たちは、万が一の床上浸水に備えて、
こんな風にあらかじめ畳をあげておいた。
その他大事なものも、全て事前に2階に運んで、
一晩寝ずに情報をチェックし警戒していたという。


泥水は庭まで入ってきた。
でも、幸いなことに、被害は一部の床下浸水に留まった。
叔父は「7年前の教訓が活かされた」と。
三条市民にとっては、何よりも『心の備え』が一番だったようだ。
その言葉は、実際に叔父に聞くのと、報道で聞くのとはやはり重みが違った。

そう、7年前の豪雨では一階が浸水。
祖母の家は1m20cmまで泥水に浸かった。
いろんなものがダメになった。
柱には、その時の生々しい痕跡が今でも残っている。


そんな過去があったから。
先日の豪雨の時は、心配で心配で、こころに穴が開くかと思った。

今年も、こうして皆が元気に集まれて本当に良かったと、
ご先祖様に手を合わせたお盆であった。

色々な気持ちが重なるこの夏をどう記憶するか。
とても大切な気がします。