夏休みの自由研究で、
ヒルと格闘して血だらけになってた太郎君が忘れられません。
お盆で帰省。
毎年お墓参りのあとは、
家族みんなで三条の祖母の家に集まる。
私の兄が、庭で地上に出てきたセミの幼虫を発見。
甥っ子に羽化の様子を見せてあげよう!ということで・・・
カーテンの裏にしがみつくセミ。
もうすでに羽化が始まっていた。
真っ暗にした部屋の中、
時々電気をつけてはプロセスを静かに見守った。
そして見事に・・・!!!
どーん。
透き通るようなグリーンの羽に感激!
セミの羽化をちゃんと見るのは、実は私も初体験。
うわぁぁ・・・と心の中で声をあげ、
甥っ子に負けないくらいワクワクしてしまった。
自分が子供だったら、絶対夏休みの絵日記書いてたよ〜。
甥っ子は目をまんまるくして、
目撃した羽化の様子を、あのねあのね・・・!と、
興奮しながら一生懸命父親に伝えていた。
夏の良い思い出になったよう。
大人たちは、先日三条を襲った集中豪雨の時の話を聞かせてもらった。
私の叔父が撮った写真。
すぐ近くの五十嵐川が氾濫。
ニュースでもずっと見ていたが、
普段の穏やかな川面を知っているだけに、なおさら恐怖を感じる。
家の前の道路も冠水。
叔父たちは、万が一の床上浸水に備えて、
こんな風にあらかじめ畳をあげておいた。
その他大事なものも、全て事前に2階に運んで、
一晩寝ずに情報をチェックし警戒していたという。
泥水は庭まで入ってきた。
でも、幸いなことに、被害は一部の床下浸水に留まった。
叔父は「7年前の教訓が活かされた」と。
三条市民にとっては、何よりも『心の備え』が一番だったようだ。
その言葉は、実際に叔父に聞くのと、報道で聞くのとはやはり重みが違った。
そう、7年前の豪雨では一階が浸水。
祖母の家は1m20cmまで泥水に浸かった。
いろんなものがダメになった。
柱には、その時の生々しい痕跡が今でも残っている。
そんな過去があったから。
先日の豪雨の時は、心配で心配で、こころに穴が開くかと思った。
今年も、こうして皆が元気に集まれて本当に良かったと、
ご先祖様に手を合わせたお盆であった。
色々な気持ちが重なるこの夏をどう記憶するか。
とても大切な気がします。