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5/01/2012

ふうとはなとたんぽぽ ぽぽぽ。

どうも、近藤です。
甥っ子と、たんぽぽのわたげを飛ばすのが好きです。

先日の小児科病棟でのVOiCEの読み聞かせ。
メンバーおそろいのエプロン初登場!
こどもの日が近いので、
こいのぼりの絵本を読んだり、パネルシアターをしたり、
色紙で作った大きな兜をプレゼント。
ちょっと戸惑いながら青い兜をかぶった男の子、
にこっと可愛い笑顔が見られて良かった!

こいのぼり絵本は数あれど、私のおすすめはこちら。
『ワニぼうの こいのぼり』
内田麟太郎 文  高畠純 絵 (文渓堂 2002年)

ワニぼうのためにお父さんがこいのぼりを買ってきた。
気持ちよさそうに泳ぐこいのぼりを見るうち、
お父さんはいてもたってもいられず・・・自ら”ワニのぼり”に。

「おとうさん なにしてるの」
「ワニのぼり」
「いいきもち?」
「ああ とっても」
「ぼくも ワニのぼりしたいな」
「すれば」

ワニ親子の会話がちょっとシュールでおかしい(笑)。
近所の動物たちも次々とまねをして、
最後のページは、ネコのぼり、ペンギンのぼり・・・
と色々な○○のぼりを、子供と一緒に探すのが愉快な一冊だ。
大人が率先して楽しいことに挑戦しているのが、裏テーマかも。

挑戦といえば、私は今回の読み聞かせで、
たんぽぽの手遊びに初チャレンジ!
またまた手作り。
黄色い花びらの形に切ったフェルトを3枚重ねて、
黒のビーズを縫い付け、赤い糸を刺繍し、手袋に縫い付けたもの。
もともと裁縫が好きな訳ではない。
でも、子供たちのことを考えると、作るのが楽しくてたまらない。
自分でも不思議~。
「たんぽぽ ぽぽぽ」と唄いながら、子供たちと手遊びをしたあと、読んだのは・・・
『ふうと はなと たんぽぽ』
いわむらかずお 作・絵 (童心社 2011年)

14ひきのねずみシリーズでおなじみ、いわむらかずおさんの新シリーズ第2弾。
野うさぎ”ふう”と”はな”の、たんぽぽとの感動的な出合いを描いた一冊だ。
”花”は種を実らせ、新しい命を生む。
”風”は種をとばし、命を運ぶ。
ふうとはなは、「たんぽぽ ぽぽぽ」と唄いながら、
自分たちの名前に込められた意味を知る・・・という物語。

見開きいっぱいに描かれた、ほのぼのタッチの優しい絵がステキ。

この絵本を読んでから、
道ばたに咲くたんぽぽを見つけると、なんだかワクワクしてしまう。
近くに、ふうとはなが居るような気がして。。。

絵本の読み聞かせに心を傾けるようになり、私自身が変わったこと。
日々の世界が、どんどん彩り豊かになってきた。