7/03/2013

コンクリートの隙間に咲いた花。

少し前になるけれど、
6月のVOiCEの病院でのお話会。
梅雨時期なので、テーマは「雨」。
じぃぃっと心深く、
絵本の世界にひたる子供たちの表情。
いつ見ても愛らしくて、たまらない。

パネルシアターは、
動物と傘のマッチングを楽しんだ。
それぞれの動物たちにぴったりの傘を選んでもらって、
ペタペタ、子供たちに貼ってもらった。
年上のお兄ちゃんが、
年下の男の子に、この傘だよ~って、教えてあげたり。
そういう光景がとても微笑ましく、
こちらがじんわり、あたたかい気持ちになった。
子供たちとバイバイして、仕事に向かった。

毎月、絵本を通して子供たちとふれ合える、
大切な時間。

いつも、子供たちがくれる、この気持ち。
なんだろうな、この感覚。
なんだろうななんだろうなって、ずっと考えながら、
夏の陽射しの中を歩いていた。

ふと目に留まったのは、
コンクリートの隙間に咲いた、白い花。

気づかず通りすぎてしまうような、
ちいさなちいさな、花だった。


あぁ、こういうことだなって思った。。

いつも優しく、いつも明るく、
いつも穏やかに笑顔でいられたら、
それはそれは素敵だけど。

みんな忙しくて。
一瞬一瞬立ち止まっていたら進めないから。
色んなことを忘れて、歩いている。
気づけば一日が終わっている。
また新しい一日が始まる。
知らず知らず、
すり減ったり、乾いたり、
こぼれ落ちているものが沢山ある。

時々、思い出さなきゃね。
周りの人の優しさを。
自分の中に、きっとある、優しさも。

子供たちは、いつも大切なことを、
教えてくれる。

コンクリートの隙間に咲いた、
花のように。