7/20/2013

絵本journey vol.5 『神津島図書館』

東京都・神津島への旅の重要ミッション!
今回の絵本journeyは、
昨年秋にオープンしたばかりの神津島図書館へ。

高処山のふもと、空が近い高台にある広場の中に、
その図書館はあった。

オープンしたばかりで、清潔感がありピカピカ。
絵本コーナーは、一番奥のスペースに。
船の形をした本棚が置いてあった♪
絵本の航海へGO!!
並んでいる絵本は、名作と呼ばれるベストセラーもあるけれど、
新刊が多いのも目立った。
絵本を読むスペースで寝転び、子供目線になってみると、
山も空も見えてさわやか。
ついついお昼寝したくなっちゃうくらい、
陽の光もここちよく注いでくる。
木のぬくもり溢れる天井と、
プロペラも、いい感じ。
絵本ばかりではなく、
その他の児童書もすごく充実していたのに驚いた。
今現在、館内の蔵書は約7000冊。
そのうちの4割が絵本や児童書だというから、
いかに子ども時代の読書環境に心を配ったかがわかる。
スタッフの方に聞くと、
「やっぱり、これからの世代・・・島で育つ子どもたちのためにと思って。」
とおっしゃっていた。
カラフルな椅子も子どもたちが喜びそう。

実は、図書館のすぐそばに、
島で唯一の小学校、神津島小学校がある。
子どもたちにとって、児童館的な役割を果たせたらと、
図書館では「寺子屋」ならぬ「しま小屋」が開かれているという。
平日の放課後に、読み・書き・計算を教えているのだ。
その「しま小屋」で勉強したあとに、
絵本を読んだり、絵本を借りて帰るそう。
現在の村の教育長が、元神津小学校の校長先生で、
こうした活動に積極的なんだとか。

さらに神津島は、伊豆諸島の中では唯一、
ブックスタート』を取り入れている。
ブックスタート事業とは、市区町村自治体が行うもので、
その年に産まれた赤ちゃんと保護者を対象に、
「絵本」と、「赤ちゃんと絵本を楽しむ体験」をプレゼントする活動のこと。
(東京の島では、その他小笠原村が採用)。

島の子どもたちは、
限られた本しか読めない環境にあると、
児童書出版社に勤める友人に聞いていた。
しかし、神津島の子どもたちは、
印象として、かなり恵まれた環境にあるのかもしれない。

すくすく健やかに育つ神津っ子たち。
港には、神津中学校美術部員による壁画。
船の待合い所には、
神津島小学校の生徒たちによる手作りパンフレットもあった。
可愛らしいだけでなく、すごくわかりやすくて秀逸だった。
地元に住む子どもたちが、
普段どんな暮らしをしているかが伝わってきて親近感もあり、
何より島人目線なのが良かった!
私も旅の参考にさせてもらった。ありがとう。

島の絵本事情には以前から興味があった。
実際に訪れてみて、都会っ子とは違う、
島っ子ならではの読書環境で面白い発見がたくさんあり、
すごく勉強になった。
いつか、島の子供たちと一緒に絵本を読み合いたいなぁ。。
と、また夢を膨らませつつ、帰路へ着いた。

今後の『島絵本journey』もお楽しみに!