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2/15/2012

初挑戦でまた学ぶ。

どうも、近藤です。
壁にぶち当たって、学んで行くタイプです。

先週の日曜日のお仕事は、
内閣官房が主催するイベントだった。


医療イノベーション推進シンポジウム
革新への挑戦〜日本の技術が世界を変える〜』

いま政府は、日本の高い技術力によって、
国民に最先端の医療を提供し、
医療分野を成長産業に育てるための取り組みを進めている。
医療イノベーションの推進により、
今後日本の医療はどのように変わるのか、
医療産業はどのように発展していくかを考えるシンポジウム。

今回は、司会進行役ではなく、
パネリスト。。
初挑戦だった。

医療や医薬品の超スペシャリストの皆さんの中で発言させて頂くのは、
本当に、甚だ恐縮でしたが・・・、
機会を頂いたからには、自分が話せることを精一杯お伝えしよう!
と、その一心で頑張ってきました。


一つは、新潟で、報道記者兼ニュースキャスターをしていた時代に、
自分で企画し力を入れて継続的に取材を続けていた、
『子宮頸がん予防ワクチン』について。
もう一つは、いま病院等でやっている、『絵本の読み聞かせ』について。
それぞれ、取材や活動を通して感じていること、
医療現場に期待することなどをお話させてもらった。

パネリストの皆さんのお話を伺って、
日本の医療技術はこんなにも進歩しているのかと・・・
素人の私にとっては驚愕の連続で、大変勉強になったのはもちろん、
自分自身、とても貴重な体験をすることができた。

一番嬉しかったこと。
この日は、特別講演で、
2002年にノーベル化学賞を受賞した、
田中耕一さんがいらしていた。
その田中さんが、シンポジウムの後、
私にこんな言葉をかけて下さったのだ。

『"笑顔は免疫力を高める"って言われています。
近藤さんは、読み聞かせでそれを実践されて、子供たちを笑顔にしてあげている。
我々の研究を、見えないところで、サポートして下さっているのですね。』

時が一瞬止まったように感じた。
思いがけない言葉に驚いたのはもちろん、
私なんぞに、こんな光栄すぎる言葉をかけて下さる田中さんの、
人としての器の大きさ、果てしなさ、美しさに、
いたく感激してしまったから。

子宮頸がん予防ワクチンについてもそうだけど、
自分が情熱を注いでやっていたことが、
いつどこで、どんな巡り合わせで、
ぽっと小さな明かりを灯すかはわからないものだ。
悩んだり苦しんだりしながら真剣に向き合った分だけ、
自分でも気づかないうちに、
私の血となり肉となることがあるのかもしれない。

ならば、にんげん、一生謙虚に、一生勉強だなぁ。。
忘れませんように。