1/10/2016

全国高等学校ビブリオバトル決勝大会

ビブリオバトルの司会のお仕事、
先日の大学生大会に続いて、今度は高校生大会!
高校生の全国大会は、今年が初めてとのこと。
ビブリオバトルが、じわじわと広がりを見せている。

写真は、トークセッションなどの司会進行でご一緒させて頂いた、
ビブリオバトル普及協会代表の岡野裕行さんと。

一冊の本への愛情を”直球”で熱弁する高校生たち。
その本と出合えた喜びも、ストレートに伝わってくる。

栄えあるチャンプ本に選ばれたのは、
大分県立芸術緑丘高2年の阿部希望さんが紹介した、
小説「残像に口紅を」(筒井康隆著/中央公論新社)。
思わず惹き込まれるプレゼンだった。
大会のニュース記事はこちら⇒http://kyoiku.yomiuri.co.jp/torikumi/biblio/contents/2015-4.php

そして、3人のゲストの皆さんが豪華!
作家の辻村深月さん。
最新刊は、本格怪談集「きのうの影踏み」。

夜眠れなくなるんじゃないか……と思うくらい恐かったけれど、
なぜか人の温もりも感じずにはいられない、
不思議な新鮮さをもつ怪談ばかり。。

ご本人は、とっても気さくでチャーミングな方。
そのギャップがまた、魅力的だった。
お笑いコンビ・笑い飯の哲夫さん。
花火好きとしても知られ、
「長岡花火が素晴らしい」とおっしゃっているのがとてもうれしく、
そんなお話もさせて頂いた。

最新刊は、「ブッダも笑う 仏教のはなし」。
哲夫さん節が痛快!
こんなに笑えてためになる仏教本は、他にないだろう。
日常に通じる仏教の教えを知り、
なんだか楽な気もちになる一冊だった。
そしてもうひとりのゲストは、
明治大学教授の齋藤孝さん
(お忙しく帰られたため、お写真は撮影できず。)

齋藤さんが作者や編者として携わっている、
なかでも私が好きなのは、「ごびらっふの独白」。
詩人・草野心平さんの詩が絵本になった作品。
なんと、全編”カエル語”!
訳と合わせて声に出して読むと、
日本語の面白さに圧倒される。

ゲストの皆さんとのトークセッションでは、
本の魅力をそれぞれに語って頂いた。
たくさん心が動いた。
これぞ役得。
ビブリオバトルの仕事に関わらせて頂けて、
本当に幸せだと思う。
自分が学生時代に強く影響を受けた、
2冊の本も思い出すことができた。

大江健三郎さんの『「自分の木」の下で』。

あの頃より大人になったいま、再び読んでみたい。