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10/27/2011

Present。

どーも、近藤です。
この歳になってのコスプレも、なかなか新鮮な体験です(笑)。

今日はVOiCEで出動。
いつもおじゃましている小児科病棟での、絵本のお話会だった。
先日の宮城訪問に続いて、『ハロウィン』をテーマに。


きょう私が読んだのは、『おばけやしきにおひっこし』。
(カズノ・コハラ作 石津ちひろ訳 光村教育図書)

作者のカズノ・コハラさんは、日本出身で現在イギリスで活躍中。
初めての絵本であるこの一冊で、
2008年度のニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞に選ばれた、
注目の絵本作家さん。


ぱっと目を引く、オレンジと黒のハロウィンカラーが印象的。
ハロウィンにぴったりな一冊を、絵本屋さんをはしごしてあれこれ探して、
一番気に入ったのがこれだった。


例えば、子どもをひざの上にのせて読んであげるのに適した絵本は数あれど、
対面式の読み聞かせに適した絵本となると、いろいろ向き不向きがあって。
これは、子どもたち目線で少し遠くから見ても、
わかりやすい絵と色、大きさだったので、選んでみた。

版画で表現された独特の世界。
色は少ないのに、動きや奥行きも感じられて、ページをめくるたびに心踊る。


ストーリーはこんな感じ。
おばけやしきに引っ越してきた、
魔女のマージョリィと猫のオスカーが、
住んでいたおばけを次々とつかまえていく。
さすが魔女だけあって、ほれぼれするくらい上手なおばけの扱いっぷり。


おばけたちを洗って干して、おばけカーテンにしたり、
テーブルクロスにしたりと・・・笑。
斬新なアイディアで、どんどんおばけたちと仲良くなって。。


最後には、マージョリーもオスカーも、
おばけのふとんでスヤスヤ寝てしまうzzz。
おばけたちがみんな嬉しそうな顔をしているのもミソで。
子どもたちも、こんなに愉快で可愛いお話なら、おばけを好きになっちゃうかも!?

楽しんでもらえたかな?


いまの子どもたちは、ハロウィンをよく知っているんですね。
ハロウィンってしってるー?って聞くと、
しってるー!!って元気な声が返ってくる。
小児科病棟も、かぼちゃの飾り付けで賑やかだったし。
特にお子さんのいるご家庭だと、
この週末にちょっとしたハロウィンパーティーを計画したり、
かぼちゃ料理を作ったり、ハロウィンのお菓子を用意したりするのかしら。
どうぞ素敵なハロウィンを♪

子どもたちが、こころ深くお話の世界にひたれますように。
毎回、どんな絵本がいいかな〜と、
わくわくしながら選ぶ時間がとても楽しい。
「喜んでもらえたらいいな」と真剣に考える時間は、
何かを贈る側への最高のプレゼントだと思う。