12/27/2014

ミシュカの森

ミシュカの森2014 涙も笑いも力になる』
今年も司会を務めさせて頂いたことに感謝。
登壇されたのは、心から尊敬する大好きな皆さん。
写真左から・・・
◯世田谷事件ご遺族で、ミシュカの森主宰の入江杏さん。
◯基調講演をして下さった、
昭和大学大学院保健医療学研究科准教授であり、
院内学級「さいかち学級」担任の副島賢和先生。
副島先生は、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で脚光を浴び、
日本テレビのドラマ『赤鼻の先生』のモチーフにもなった方。
◯メンタルコーチとして、医療・介護のビジネスマンをコーチング。
副島先生と同じくクラウンとしてもご活躍される、金本麻里子さん。

幼い頃から手術を繰り返し、
「もし、大人になれたら・・・」
と自分の夢を語る子どもがいること。

病気と闘う子どもたちは、
悲しみや怒り、不安、恐れ・・・
様々な心の内と葛藤していること。

「Doing の前にBeing」
学校教育では“できる”ことにフォーカスしがちだが、
そこに“存在している”だけで価値があると伝えることが大切。
退院したら幸せではなく、
病気もひっくるめて幸せでなければ。

副島先生と子どもたちとのリアルなやりとりを伺いながら、
言葉にならない、色々な感情が湧き上がってきた。
入院している子どもたちにとっては、
きょう、あすが当たり前ではないことを、
忘れずに胸にとめたいと思う。

そして、副島先生が語られていることは、
「院内学級での話」・・・と受け止めて終わるものではない。
自分や周りの人に置き換えてみても、
今後の生き方、人との接し方、全てに通じるものだと感じた。

そんな副島先生から入江さんは、
「負の感情とどうつきあうか、
悲しみを掌に温めて生きる力に変えていくことがいかに大切か」
を教わったのだそう。

そして、金本さんのお話。
パッチ・アダムスとの出会いや、クラウン活動へかける思い。
悲しみを抱えた人を前に、
どんな風に心をときほぐしていくのか。
生身の人間同士、たとえ初対面であっても、
繋がれる瞬間があるということ。

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会場に入りきらないほど多くの方々が、
事件の解決を願い悼む心をもって、今年のミシュカの森に集った。
入江さん、副島先生、金本さんが語りかける言葉。
そのひとつひとつがあたたかな祈りにくるまれ、
会場を満たしていった。

悲しみに目を向けること、耳を傾けることは、
こんなにも、人間らしいことなんだ。
涙も笑いも力になる。

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閉会後はいつも、
多くの報道カメラに囲まれインタビューを受ける入江さん。
14年前の大晦日に起きた未解決事件である。
季節柄、様々な報道番組で取り上げられるのを観た。
それに対する入江さんの思いを伺う度に、胸が痛み、
私にとっては、メディアのあり方、報道のあり方についても、
改めて考えさせられる年末となった。