10/24/2013

ニュース講師と、私のアナウンサー試験。

先日、「ニュース講師」を務めさせて頂いた。
日テレ学院の、アナウンサー養成クラスにて。
アナウンサー試験には、必ずニュース原稿読みがある。
実際のニュース原稿を使いながら、
読み方、伝え方など、基本的なことをレクチャー。
自分では気づかない癖は誰にでもあるので、
一人一人、気をつけた方が良いと思うところなども伝えながら。

それから、私のアナウンサー試験での体験談も話した。

忘れられない出来事がある。
とある局の最終試験を終えて帰るとき。
偶然、エレベーターで一人の面接官と一緒になった。
ベテランアナウンサーであるその方は、
私に、こう言って下さった。

「僕は、近藤さんと一緒に仕事がしたいと思いました。
先ほどのリポート試験で、
インタビューの相手役に、最後にお礼を言って帰ったのは、
あなた一人だけでした。
アナウンサーとして、人として、とても大切なことです。」

結果、この局で内定を頂くことはできなかったけれど。
就職試験でとことん悩み、
身も心もボロボロに疲弊していた当時の自分が、
劇的にふっきれた出来事だった。

人生経験豊富な面接官には、すべてお見通し。
どんなに取り繕ってもかなわない。
私という人間を見られているんだ。

この就職試験中にも、自分を磨き続けて、
人間・近藤麻智子で勝負するしかないなと。

ちなみに、その後内定を頂いた局で、
後日、人事の方に言われた一言には笑ってしまった。
「筆記試験が終わって、
“消しゴムのかす”を集めてゴミ箱に捨てていったのは、
近藤さんだけだった。」

・・・どこを見られているかわからない(^_^;)
たまたま、消しゴムのかすを捨てたおかげで、
アナウンサーになりました(笑)。

もちろん、志望動機や、自己PRは大事。
失敗する度に、とことん考え抜いて、
ブラッシュアップしていくべきだけど。
もっと底辺のところから、
自分の人生をどのように考え、
挑戦し続けられるかが、大事なのだろう。

とはいえ、社会のことを何も知らない大学生・・・
自分はこの仕事をしたい!
と闇雲に試験を受けるシステム自体が、
酷な話だと感じる部分もあるけれど。

だから、アナウンサー試験を受けていく中で、
何か途中で違うなと思ったら、思い切って方向転換もあり!
アナウンサーって仕事が全てじゃないから。
という話もした。

そして最後に番外編!
絵本2冊を使って、「絵本セラピー」による自己分析もやってみた。
これから挑む就職試験を闘い抜くためにも、
エントリーシートを書く上でも、
自分を知るってとっても大切だから。
それぞれの個性が明確に出てきて、面白かった。

私にとっては、久しぶりに初心にかえれた、
有り難い時間になった。