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8/14/2015

絵本journey vol.10 『黒姫童話館』

甥っ子と、
「おおかみと七ひきのこやぎ」ごっこ♪
ここは、長野県・黒姫山のふもとにある黒姫童話館
夏の帰省時に、
家族で足を伸ばしてみた。
山と森と草原に囲まれて、空気がおいしいっ!
思わずヤッホー!と言いたくなるのはなぜか。
こちらの童話館では、
世界各国の童話や絵本、信州の昔話などを展示。
様々なイベントも行われ、
児童文化活動のひとつの拠点を目指しているとのこと。
黒姫にゆかりのあった、
松谷みよ子さんの作品が並ぶコーナーもある。
偉大な作家の軌跡を存分に感じられた。

他にも、日本で唯一常設展示されているという、
「ミヒャエル・エンデの世界」も見応えがあった。
ガラス張りになっている「本と人形の部屋」は、
黒姫山を望める開放的な空間。
こちらは、絵本や紙芝居を自由に楽しめるスペースになっている。
早速、甥っ子と紙芝居リレー♪
新鮮だったのは、
私の父が、信州の民話ビデオを熱心にみていたこと。

1947年生まれの父。
子どもの頃は、今のように、
絵本や童話などに手軽にふれられるような時代じゃなかったと話していた。
そうだよなぁ。。
親子で物語を楽しめる環境は、
平和な時代の象徴なのだと、心に残る言葉だった。

男性が楽しめるようなしかけも様々あって、
面白かった。
敷地内では、黒姫高原から移築された、
いわさきちひろ黒姫山荘も公開されている。
アトリエも兼ねていたこの山荘で、
ちひろさんが絵を描いていた息づかいを感じられる、
貴重な場所。

童話館となりの童話の森ギャラリーでは、
「リサとガスパール&ペネロペ展」が開催されていた。

大自然と世界各国の童話にふれながら、
一日めいっぱい遊べる、すてきなところ。
バスで東京から合宿に来ていた子どもたちもいた。

実家からは一時間半くらいで行けるので、
また訪れたいな。
季節ごとの表情も楽しめそう。

長野は絵本館や絵本専門店など、
本当に充実しているな~。
隣県ということもあり、
昔から絵本ゆかりの場所へ訪れてはいるけれど、
まだまだ行きたいところがたくさん!