いま、読みたい本がたくさん!
普段は”絵本の虫”ですが、
今夏は”本の虫”でもある。
「あかはなそえじ先生の
ひとりじゃないよ
ぼくが院内学級の教師として学んだこと」
副島賢和 (著) 学研教育みらい
先月発売され、
自宅に届いたばかりの一冊。
昭和大学病院内の「さいかち学級」を担当され、
ホスピタルクラウンでもある副島賢和先生。
昨年のミシュカの森でもご一緒させて頂き、
心から尊敬している方。
VOiCEの活動で、
入院中の子どもたちとふれあっているけれど。
副島先生に教わったことを、
こころの中で幾度かみしめたことか。
そして副島先生の言葉は、
院内学級の話としてとどまるものではなく、
日常の瞬間にも、ふと思い出されるものばかり。
「人と関わる上で大切なこと」
「自分も相手も大事にすること」
人が生きていく上で、大人として、
とても身近で重要なことを伝えて下さっているからだと思う。
とりわけ、
負の感情(そう言われやすいもの)との向き合い方については、
私も随分救われた。
「どんな感情も持っていていいんだよ」
それは、子どもたちに寄り添う大人にもいえること。
まずは大人自身が、
日常の中での傷つきを受けとめてもらえる、共感してもらえる、
人や場を持つことを忘れないで。
ひとりじゃないよ・・・
副島先生はそう語られます。
感情にいい悪いはないのだから。
自分の感情を、もっと丁寧に見つめてみよう。
そうしたら、すごく楽になった。
人は、誰だって完璧ではないし、
どんな感情も自分の一部。
ちゃんと気づくことが第一歩。
これは、大人向けの「絵本のち晴れ」の活動をするなかで、
大きなテーマのひとつでもある。
これからじっくりじっくり、読んでいこう。
学校、病院、職場、家庭、コミュニティー・・・など、
読む人それぞれに思いを巡らせる場面があると思う。
子どもと関わる人、大人と関わる人、
つまりは多くの人に、おすすめしたいです。