毎年司会として関わらせていただいている、
世田谷事件追悼の集い「ミシュカの森」。
今年のゲストは、
小児科医であり文筆家の細谷亮太先生。
小児病棟での読み語りをさせていただいている私自身、
ずっとお会いしたかった方。
ミシュカの森主宰の入江杏さんほかサポートスタッフのみなさまと、
打ち合わせに伺ってきた。
この日は、過去に細谷先生のドキュメンタリー映画を2本制作された
(「大丈夫。」「風のかたち-小児がんと仲間たちの10年」)、
伊勢真一監督の新作を観賞した。
「やさしくなあに~奈緒ちゃんと家族の35年~」は、
障がいのある奈緒ちゃんとそのご家族の日常の営みを、
35年間撮り続けたドキュメンタリー。
きれいごとだけではない、
リアルな家族の日々を丁寧に掬いとるような作品で、
こころを打たれた。
上映後の伊勢監督と細谷先生のトークも印象深く。
天真爛漫な奈緒ちゃんの”真剣さ”が、
面白かったり、身につまされたり、
撮らずにはいられなかったと。
「真剣じゃないと生きられない人生」
それは、障がいも病気も同じではないか・・・
とお二人は語られていた。
*
ミシュカの森での細谷先生のご講演テーマは、
「子どもの命の傍らで」。
小児がん治療の最前線で、
”真剣に”生きる子どもたちの命と向き合い続けてきた細谷先生。
そして、幼い2人の子どもたちを含む大切なご家族をなくされ、
悲しみからの再生を語ってこられた入江さん。
お二人の想いが交わる対談は、本当に貴重だ。
打ち合わせの後は、
今年の会場となる慶応大学に下見へ。
同大学の社会学研究科佐久間研究室が共催してくださるので、
佐久間先生ともご挨拶。
毎年末、サポートスタッフのみなさんとの再会もうれしい。
今年もたくさんの方々にお越しいただけますように・・・
*
ミシュカの森2017
基調講演 小児科医・細谷亮太先生
12月9日(土)14:00~16:30
慶応大学西校舎517教室
資料代1000円 定員180名
よろしければぜひ足をお運びください。
お申込みはこちらまで↓
https://t.co/rSnJRtJytQ