今回は、公益財団法人 高速道路調査会が発行する機関誌、
『高速道路と自動車』(2017年9月号)にエッセイを掲載させていただいた。
高速道路や自動車にまつわる内容を・・・という依頼。
「自動車の絵本とわが家のドライブ」というタイトルで、
こちらの絵本をご紹介した。
★『ぶー ぶー ぶー』(文:こかぜさち/絵:わきさかかつじ/福音館書店 0.1.2.えほん)
カラフルかつおしゃれな自動車が、
さまざまな音を出しながら走っていく。
赤ちゃんがだいすきな言葉であふれ、
わが家では息子が生後7ヵ月くらいのときから読んでいる1冊。
★『だいじな だいじな ぼくのはこ』(作:益田ミリ/絵:平澤一平/ミシマ社)
主人公はちいさなくるまくん。
大きなくるまや力強く走るくるまに圧倒されながらも懸命に走り続けるくるまくんが、
最後にこう問いかける。
「みんなの にもつの なかみは なあに?」
まるで自動車をモチーフにしたちいさな哲学書のよう。
こちらは大人向けのワークショップで読むことの多い1冊。
「絵本と社会の接点を見つけたい」
「絵本の新しい入口を創りたい」と日頃から考えているため、
一見絵本とは無縁のような雑誌でこのような機会をいただけたのは、
とてもうれしかった。
高速道路や自動車にまつわるお仕事をされている方々に、
絵本を手にとってもらえるといいな。
自分のため、お子さんのため、たいせつな誰かのために。