今年の全国高校ビブリオバトル決勝大会は、
わたしの母校でもある早稲田大学で開催された。
地方予選を勝ち抜いてきた44人の高校生バトラーが出場。
この日さらに予選が行われて、決勝戦に進む7人に絞られる。
最後は「どの本が一番読みたくなったか」という観客の投票により、
グランドチャンプ本、準グランドチャンプ本が決定!
本の甲子園とも呼ばれる大会である。
大学、高校、中学生大会と、
ここ数年ビブリオバトルに関わらせて頂いているけれど、
それぞれ雰囲気が違うのもまた味わい深い。
毎回読みたい本との出会いがあり、
実際手にとって世界を拡げてくれた本が何冊もある。
誰かがすすめてくれる本に自分を預けてみることは、
思わぬ気づきや発見があるからおもしろい。
それが生身の人間の熱量ある声で訴えかけられた本なら、
なおさらだ。
今回のゲストは、
政治家の片山善博さん、
作家の川上未映子さん、
お笑い芸人の哲夫さんだった。
それぞれ読書の魅力についてもお話いただき、
おひとりおひとり印象深かったが、
最後に川上さんが語って下さった言葉を・・・
「わたしたちはみな孤独。
誰もわたしの代わりに生きてはくれないし、
誰もわたしの代わりに死んではくれない。
そんな孤独のなかでも、誰かと繋がれるときがある。
自分のきもちを伝えるときに必要なのは言葉だ。
言葉を知るのに本が助けになる。
こんな風に大切に本を読んでくれる人がいるのだから、
これからも真摯に本を書いていきたい。」
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★高校ビブリオバトル、群馬県代表の渕本さんが全国一
https://katsuji.yomiuri.co.jp/archives/2304
★【決勝大会】高校ビブリオバトル2017