毎年末関わらせていただいている、
「ミシュカの森」スタッフ有志による新年会へ。
とってもすてきなスペース、
アトリエ第Q芸術のホールをお借りして。
昨年のミシュカの森について振り返ったり、
みなさんの近況などを伺いつつ。
朗読やマジックを楽しむ時間も♪
ミシュカの森主宰の入江杏さんが朗読してくださった絵本は、
もともと好きな1冊ですが、
杏さんに読んでもらうとより奥深い世界が広がった。
息子も飛び入り参加でm(__)m
わたしは当日に思いがけずプレゼントしていただいた、
母が一番好きなクリスマス絵本♡
朗読家たなかやすひこさんの発案で群読した
谷川俊太郎さんの詩『生きる』。
11人の声でひとつの詩を紡ぐ。
それぞれの人生が交差するようで、
胸がいっぱいになった。
しかも最後の一言が、
偶然にも杏さんでしめくくるという奇跡!
みんなで驚きつつも、
お誕生日のサプライズも!
杏さんを囲む方々は、
本当にすてきな人ばかり。
わたしの狭い思考に、
豊かな彩りをくださる先輩方に感謝!
年末に向けて・・・
今年もよろしくお願いします。
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『生きる』 詩:谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いいまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ