日々のニュースの仕事に欠かせないもの。
アナウンス辞典、ストップウォッチ、イヤホン、赤・青ペン。
特に、新人の頃から使い続けているアナウンス辞典は、
もうかれこれ10年の付き合いになる。
ページをめくると、
沢山線を引いたり、書き込みをしてあったりと、
使い込んだ感満載!
最近、ふと目にとまり笑ったのは、
カニの数え方についてのメモ。
「生きているカニは、匹。食用になったカニは、盃。」
新人時代を北海道で過ごしたことがよくわかる(笑)。
北海道→新潟→東京と一緒に旅をしてきたから、
すでにボロボロだ。
ついこの間までは、
表紙のカバーがとれかかっていた。
それを、いま一緒に仕事をしているディレクターさんが、
私の知らない間に直してくれていた。。。
とてもとても嬉しかった。
優しい人たちに恵まれ、
仕事をさせて頂いていることに感謝である。
このアナウンス辞典が旅をした分だけ、
私は人を巡る旅もしてきた。
先日、新潟に帰省し、従弟の結婚式に出席した時。
かつての仕事仲間との思いがけない再会があった。
新潟総合テレビ時代、
ニュース取材でお世話になった、
カメラマンの小田さんと大谷さん。
結婚式場の仕事もされていたのだ。
まさかお会いできるとは思っていなかったので、
わあぁぁぁ~(><)!!!
と一気にテンションが上がった!
葛藤しながら、心を込めて創った企画。
放送ギリギリまで妥協せず、
時には編集室で熱く議論したこと。
様々な記憶が蘇った。
こうして再び会うことができ、喜びが溢れた。
彼らが、いまの私に気づかせてくれたこと。
一緒に仕事をした同志とは、
例えその先離れる時が来ても、
いつの日か、笑顔で再会したい。
毎日、目の前の仕事に心血を注ぎ闘っているけれど、
時には、遠くを見ることも大事だ。
そうすれば自ずと、いま選択すべきことが見えてくる。
これでいい、ではなく、これがいい、という仕事をする。
当たり前すぎることだけど・・・
そんなことを考えていた時、
ラジオから大好きな曲が流れてきて、胸が熱くなった。
10年20年経っても、
共に仕事したことを互いに誇れる、そんな日々を積み重ねよう。
♪カラーボトル『10年20年』