クレヨンハウス主催の「子どもの本の学校」へ。
1年間で12人の絵本作家、作家、詩人、写真家、彫刻家、映画監督など・・・
錚々たる講師陣のお話を伺える、第25期。
今回の講師は、
ミュージシャン&マジシャンの大友剛さん。
「ねこのピートの世界~参加型絵本の可能性~」と題して。
マジックのあとにピアニカ演奏、
そして最後に絵本のお話。
多才な大友さん、
あっという間の濃密な90分だった。
以前の大友さんのLIVEでも感じたけれど、
あのピアニカ演奏は、
どうも涙腺が緩むなぁ。。
美しいだけではない、
迫りくるものがある。
大友さんが翻訳をされている絵本、
「ねこのピート」シリーズについては、
日本で誕生したきっかけ、翻訳の裏話、
ピートに込められた思い、
参加型絵本としてどんな反響があるか・・・
などなど。
編集者の方との対談も交えて、
ピートの世界をより深く知ることができ、
ますますこの作品が好きになった。
参加型でとびきり楽しいのに、
裏には”禅の思想”が流れているという奥深さ。
最後の一言は、いつもぐっとくる。
ぜひ動画でご覧ください!
「ねこのピート だいすきなよっつのボタン」
そしてピートの最新作はこちら!
「ねこのピート はじめてのがっこう」
大友さんの息子さんが朗読を。
愛らしい声がたまらない~♡
「とにかくピートのかんがえはこう
あたらしいものにであうって とってもすてきなこと」
今春から学校に通う子どもたちへのプレゼントにもぴったり!
新しいことに挑戦する人たちの背中を押してくれるような、
すてきなメッセージが込められている。
ねこのピートの生き方が、
自分と重なるという大友さん。
「読みながら歌いながら、過去の自分を癒やしているのかも」
というお話も胸に響いた。
誰かの心を動かせる人には必ず、
強く深い根っこがあるのだと、
改めて感じる講演会だった。
絵本の魅力は、作家さんの魅力。
だから、創った人の生の声をききに行く。
最後にもう一冊、
すでに私の中のおはこ絵本!
「さわってごらん! ふしぎなふしぎなまほうの木」
絵本を開きたくなるしかけとして、
みんなで楽しみたくなるきっかけとして、
こうして動画を公開して下さっているのもありがたい。
色んな味わい方があるからこそ、絵本は面白い。
ぜひ、実物をお手にとってみてくださいね。