「スープのたね」に参加してきた。
絵本作家きくちちきさんによるライブペインティングと、
有賀さんが作ったスープが楽しめるという、
斬新なコラボ!
1.5m×4mの、
巨大で真っ白な紙を前にしたちきさん。
2013年に、ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)で、
デビュー作「しろねこくろねこ」が金のりんご賞を受賞。
躍動感あるダイナミックな作風が印象的な作家さん。
有賀さんがちきさんにリクエストしたのは、
架空の絵本「スープのたね」のイメージ画。
最前列に座り、
じっくりライブペインティングを堪能させて頂いた。
絵筆が紙の上を滑る軽快な音をききながら、
およそ2時間・・・
”一夜限りの絵本”が誕生する一部始終を見届けられるなんて、
本当に贅沢なひととき。
途中で振る舞われたスープはこちら。
「ガルビュール」。フランスの郷土料理だそう。
白いんげんやきゃべつ、かぶなどが煮こまれた、
とろとろで真っ白なスープ。
野菜の自然なあまみが美味しかった~。
しかも口に入れた瞬間、
思いがけずドキッとした・・・!
目の前でちきさんが創り出す生まれたての絵の世界が、
からだに一気に染み込んでくるような、
不思議な感覚がしたのだ。
ああ、このコラボの醍醐味はこの一瞬にある、
とさえ思ったほど。
だんだんと、動物たちが姿を現してきた。
もうすこし・・・!
完成!!!
スープ鍋を囲む、たくさんの動物たち。
パノラマで撮影したらこんな感じ。
ちょっとゆがんでいて、ごめんなさい。お鍋の中をあまり描いていないのは、
「大切なのはスープではなく、スープを囲むみんなだ」
という思いを込めたそう。
終了後にちきさんと。
お話させて頂くと、その体格以上に、
大きな包容力とオーラを感じる方だった。
くまさんのようなあたたかさも。
スタッフのみなさまと。
写真左より・・・
今回のイベントにお誘い下さった、八百屋瑞花の矢嶋文子さん。
パティシエの杉山トモ子さん。
主催の有賀薫さん。
想像を創造に変える、すてきな女性たち。
うれしいご縁に感謝!
お疲れ様でした。
心躍るイベントに参加させて頂き、
本当にありがとうございました♡
有賀薫さんによるイベントレポートは⇒こちら。
ちきさんの最新刊、「ゆき」(ほるぷ出版)。生まれ育った北海道の原野に降る雪を、
イメージしながら描いたという一冊。
雪のつめたさだけでなく、
雪のあたたかさも伝わってくるなぁと感じた。
ちきさんだからこそ表現できた、
厳しくも優しい雪の情景。
新潟出身で、第2の故郷が北海道なわたし。
とても共感できる作品だった。
まさにいま、一面真っ白な雪に覆われている、
「絵本の森 グランチャ」にもぴったり似合うだろう。