飯田橋文学会と東京大学が共催する、
「現代作家アーカイヴ」。
現代を代表する作家の肉声を、
公開インタビュー収録で積み上げていくという試み。
詩人・谷川俊太郎さんの、
第4回インタヴューに行くことができた。
絵本活動のなかでよく読んでいる。
なぜ、”声”や”音”を大事にして、
言葉を紡ぐのか。
日本語は”声”に出してこそ言霊が宿る。
などなど・・・
声にまつわるお話に、
深く感銘をう受けた。
ああ、だからなのかと、
あれやこれや様々な絵本を思いうかべながら。
東大キャンパスの名残の銀杏。
夕暮れに映えて美しかった。
最近つくづく感じているのは、
わたしは”言葉”が好きだけれど、
それ以上に、”声”が好きなのだということ。
人の声の温もりや、
声の力を信じている。
それは、母からもらった揺るぎない原点。
谷川さんのお話を、
このタイミングで伺うことができて幸運だった。
インタビューは今後、
飯田橋文学会のHPにて配信予定。
とても貴重なアーカイブになると思う。
同文学会の、
懇親会で伺ったおふたりのお話には、
新しい目が開かれる思いがした。
世の中知らないことばかりだな。
知らないことを恐れずに、
他者の声に、
もっと耳を傾けたい。
そして自分の心の声にも、
もっともっと深く、
耳を澄ましたいと思った。