濃密な学びの時間を過ごした。
絵本専門士の講座は、
幅広いジャンルから選ばれた講師陣が大きな魅力。
それぞれにインパクトが強いためか、
終わった後は放心状態になる。
そこから反芻し、取捨選択していく作業をしながら、
また事後課題に取り組む。
そのうち、次回の事前課題も降ってくる。
改めて、なかなか手強い講座だ(笑)。
久々に味わう、受験生の気分。
その分、乗り越えた先の喜びも大きいだろう。
今年の春には、桜が咲きますように・・・。
それぞれの講義について書きたいところだが、
今回はひとつだけピックアップ。
『おまえうまそうだな』の超大型絵本がついに登場!
重さは100キロ!!
「めざそう!エンターテイメントなおはなし会」の講義にて、
講師であるポプラ社の堀玲子先生と。
堀さんと音楽家の村山祐季子さんがコラボレーションした、
絵本と音楽によるおはなし会は大人気で、
全国からひっぱりだこ。
私が拝見するのは2度目。
またもや超大型絵本で、ポロポロと涙が。
堀さんの読み語りと、村山さんが奏でる音色に、
心が揺さぶられるのだ。
『ねずみくんのチョッキ』の大型パネルシアターも!
そのほか、会場が一体となる参加型絵本のパフォーマンスや、
絵本を通して伝えたい大切なことなど、
楽しくて奥深い、あっという間の2時間だった。
ドラマチックな展開ながら、
そこには揺るぎない信念が貫かれている。
絵本の可能性を、勝手に狭めてはならないと感じた。
こんなにも自由で、想像力にあふれた味わい方があるのだ。
そして何より、
ステージに立つお二人が心から楽しんでいるというお話が、
問答無用にかっこよかった。
勇気をいただいた。
「声は人なり」
好きな言葉だ。
「絵本も人なり」
きっとそうなんだろう。
絵本の魅力を伝えていくということは、
人間を磨いていくということ。
終わりのない、挑戦しがいのある道である。
全ての巡り合いに感謝しつつ。