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9/18/2012

五味謙二さん陶芸展へ。

どうも、近藤です。
職人気質の人に憧れます。

ここ数年、毎年楽しみに訪れている陶芸展へ行ってきた。



久々の再会、陶芸作家の五味謙二さん。
私の大学時代の先輩である。
写真は巨匠顔ですが(笑)、現代陶芸の世界で、正真正銘の若手ホープ!
中央にあるオブジェ作品『彩土器』のシリーズが注目され、
2011年の日本陶芸展で準大賞を受賞するなど、その受賞歴は輝かしく・・・。
全国での個展はもとより、今年はなんと、海を越えてNYでの展示会も!
いま最も注目される、若き陶芸作家のひとりなのだ。
日進月歩という言葉を思い出す。
五味さんの作品は、毎年新たな生命を吹き込んで、進化している。
常にワクワクさせてくれるって、本当にすごいことだと思う。
一緒に訪れた大学仲間と共に、
懐かしい話に笑ったり、互いの近況報告をしたり、
陶芸の話、いまとこれから・・・色んな話ができて、とても良い刺激をもらった。

五味さんといえば忘れられないのは、
大学の卒業式の後、みんなで朝まで語り明かし、
その足で沖縄に陶芸修行へ旅立ったこと。
仲間と見送ったその後ろ姿の凛々しさは、今でも鮮明に思い出せる。

作品は、海のない長野で育った彼が、
沖縄の海にインスピレーションを受けて創ったものが多いそう。
そんな五味さんの作品が、我が家の食器棚には沢山あるのだが・・・
今回もまた新たに仕入れてきた!
小鉢を二つ。
五味さんの器は、とにかく肌触りが印象的。
表面は細かな凹凸があり、
ざらざらしているのに、しっとり滑るようになめらか。本当に不思議。
“サンゴ”のような独特の質感で、手に収めてみると、
海と繋がっているような気持ちになり、何だかほっとする。
こちらはフタもの。
五味さんの表現する、ほのかな青色がすごく好き。
生きているものが似合う気がして、花器にしてみた。

あれから12年。
自分は進歩しているかな。いきいきと光を発しているかな。
尊敬する先輩の作品を眺めながら、そんな気持ちが、波のように寄せては返す。
それもまた、大切なひとときなんだろう。
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個展を開催している六本木ギャラリーでの作家紹介ページ。(Online Storeも)。