息子となかよしのお友だちが、
お父さんの転勤で愛媛にお引越しすることに。
お別れの日は、
いっしょにお庭を駆けまわったり、
お互いだいすきな電車をながめたり。
2人の出会いは、
まだ生後3~4か月のころ。
地元で開かれたママサロンだった。
そう、息子にとって大切なお友だちであり、
わたしにとって大切なママ友と、
離れるときがやってきたのだ。
初めての育児にてんやわんやな中、
ママ友グループのみんなで集まって、
いろいろな情報交換をしたり、
遊んだり、
ランチしたり、
1歳のお祝いをしたり。
時に励まし合いながら、
子どもたちの成長を喜びあった日々。
とてもこころ強く、
かけがえのない時間だった。
こうして振り返っていると泣けてくるくらい、
すごくさみしいけれど。
いつかの再会の日をたのしみに・・・
『ふたりはともだち』(作:アーノルド・ローベル/訳:三木卓/文化出版局)
この1冊をどうしてもプレゼントしたくて、
別れ際に手渡した。
ぼくが読める日はまだ先だけれど、
まずはお母さんに読んでもらえるといいなと思って。
「さよならだけが人生だ」
誰かとさよならするときに、
必ず思い出す言葉。
でも、きっとまた会える。
ふたりはともだちだから。