藤本さんが文章を書き、村上さんが絵を描いた、
『おおきくなったら きみはなんになる?』。毎年の卒園式で子どもたちに語りかけてきた言葉がある。
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おおきくなったら、きみはなんになる?
なりたいものは、きっと、いっぱいあって、みんなちがう。
いろんなことをやっているうちに、
すきなものを、みつけることがある。
だれかがむりだって、いうかもしれない。
でも、そんなのかんけいない。
きみがやりたいことは、きみがきめるんだ。
きみがやりたいことを、きみがやるんだ。
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いつも楽しい藤本さんの芯にある、
やさしさやあたたかさ、真摯なきもちが伝わる言葉たち。
村上さんのさわやかで風通しのよい絵が加わって、
子どもたちへののびやかな応援歌といえる絵本が誕生した。
卒園・卒業はもちろん、
ひとつ大きくなったきみへ贈る1冊として、
毎春に読み継がれる絵本となることだろう。
草野球チームアンドレジャイアンツでは、
村上コーチ、藤本キャプテンの関係。
息もぴったり!とても楽しいながらも、
絵本創りの極みを垣間知るようなお話の数々に、
何度しびれただろうか・・・
今後の活動に活かしていきたい。
ちょうちょうがキーポイントとなるこの絵本。
原画を見られたしあわせもかみしめた。
おおきくなったら、きみはなんになる・・・?
ちょうちょうに気づいては、
あっっ!と指差しして追いかけるようになった息子。
できるだけ子どもらしい、
なんでもない時間をたくさん過ごしてもらいたい。
自分の好きなことや大切なことを見つけるために、
親としてどんな風に関わり見守ったらよいだろう・・・
絵本を閉じて、想いを巡らせた。
息子に1冊、わたしに1冊。