ページ

3/12/2018

春に贈る絵本『おおきくなったら きみはなんになる?』

おふたりの初コラボによる絵本が、
今年2月に出版された。

神保町のブックハウスカフェで開かれた、
出版記念トークイベントへ!
藤本さんが文章を書き、村上さんが絵を描いた、
『おおきくなったら きみはなんになる?』

保育園アドバイザー歴17年の藤本さんが、
毎年の卒園式で子どもたちに語りかけてきた言葉がある。

===
 おおきくなったら、きみはなんになる?
 なりたいものは、きっと、いっぱいあって、みんなちがう。

 いろんなことをやっているうちに、
 すきなものを、みつけることがある。

 だれかがむりだって、いうかもしれない。
 でも、そんなのかんけいない。

 きみがやりたいことは、きみがきめるんだ。
 きみがやりたいことを、きみがやるんだ。
===

いつも楽しい藤本さんの芯にある、
やさしさやあたたかさ、真摯なきもちが伝わる言葉たち。
村上さんのさわやかで風通しのよい絵が加わって、
子どもたちへののびやかな応援歌といえる絵本が誕生した。

卒園・卒業はもちろん、
ひとつ大きくなったきみへ贈る1冊として、
毎春に読み継がれる絵本となることだろう。
草野球チームアンドレジャイアンツでは、
村上コーチ、藤本キャプテンの関係。
息もぴったり!とても楽しいながらも、
絵本創りの極みを垣間知るようなお話の数々に、
何度しびれただろうか・・・
今後の活動に活かしていきたい。
ちょうちょうがキーポイントとなるこの絵本。
原画を見られたしあわせもかみしめた。
おおきくなったら、きみはなんになる・・・?
ちょうちょうに気づいては、
あっっ!と指差しして追いかけるようになった息子。
できるだけ子どもらしい、
なんでもない時間をたくさん過ごしてもらいたい。
自分の好きなことや大切なことを見つけるために、
親としてどんな風に関わり見守ったらよいだろう・・・
絵本を閉じて、想いを巡らせた。

息子に1冊、わたしに1冊。