年に一度の、
スマイリングホスピタルジャパン(SHJ)研修会。
全国で活動するSHJアーティストが集まり、
共に学び交流する貴重な機会。
どうしても行きたかった。
息子が生まれ、
心情や環境にも大きな変化があるなか、
それでも続けたいと思う気持ちがあり。
病院での絵本活動について、
新たに向き合いたいと思っていたタイミング。
SHJ代表の松本恵理さん。
「ただの気分転換の枠にとらわれない活動が、絶対に必要!」
研修会の始めにそう語られた松本さん。
彼女の熱い想いに引き寄せられて多くのアーティストが加わり、
SHJの活動は全国の病院に拡がり続けている。
千葉県子ども病院・医療安全管理室の伊藤千秋先生からは、
「ボランティア活動と医療安全」について。
病気や治療による子どもの状況を理解すること、
発達段階にともなって起きうる危険を予測して関わること、
ボランティアとして配慮しなければいけない点など、
あらためて身の引き締まるお話を。
東京都立永福学園・肢体不自由部門の松本健太郎先生からは、
「重症心身障がい児への支援
~子どもたちの困難さに寄り添い、やりとりを豊かにするヒント~」について。
とても気づきの多いお話だった。
「見た目の重度さと本人のわかる力は、比例しない」
「困難さが重なった状態であると捉え、
ひとつひとつの困難さを客観的に理解し軽減していくことが大切」
そのためにできることは何か。
例えば
わずかなサインを見逃さない
与える活動からする活動へ
応答的な環境を常に用意する
働きかけそして待つ
すべては気づきから、私たちが気づかなければ始まらない
などなど・・・
実際に学校でどんな風に支援されているのか、
具体的に教えていただきながら。
私自身が難しいと感じていた課題についても、
様々なヒントをいただけた。
もちろん、ボランティアである私ができることは、
ほんのささやかなことだけれど。
松本先生のお話を伺いながら、
「あの絵本を読んでみよう」「あの絵本がいいかもしれない」
いろんな作品が頭に浮かんできた。
絵本を通してどんなことができるだろう?
これからも考え続け、
失敗をおそれずにチャレンジしていきたいと思う。
講演の最後に、
松本先生がご紹介くださった動画がある。
とても胸に響いたのでシェアします。
『支えの信条』
わたしがスマイリングホスピタルジャパンと出会ったのは、
TOKYO MX NEWSの特集でした。
『深堀り! 子どもたちにアートと笑顔を届ける(TOKYO MX)』