小児病棟での絵本活動について書かせて頂く機会が続きました。
今回は、スマイリングホスピタルジャパンのニュースレターにて。
(2016年3月10日発行)
SHJは、入院中の子どもたちに本物のアートを届ける活動をしています。
記事の中で、1冊の絵本をご紹介させて頂きました。
「あっ!みーつけたっ!!」
作:くすのきしげのり 絵:大島妙子 光村教育図書
入院中の子どもと、
そのご家族のきずなが描かれた作品。
妹を思う少年の、健気でひたむきな気持ちが、
深くこころを揺さぶる絵本です。
笑顔の裏に、
たくさんのやさしさや強さが込められています。
この絵本を病室で読んだときに、
自分のお姉さんの話をうれしそうに話してくれた女の子。
そばにいたお母さんの表情がふと和らいだ瞬間も、
忘れることができません。
作者のくすのきしげのりさんは、あとがきにこう綴っています。
「この作品を、今、病気と闘っている世界中の子どもたちと家族の皆さん、
そしてそれを支えるすべての方へおくります。」
くすのきさんに掲載についてご相談させて頂いたところ、
なんと、スマイリングホスピタルジャパンが関わる全国の病院へ、
この絵本を寄贈して下さいました。
本当にありがたいことで、感激でした。。
ひとりでも多くの必要としている方に届きますように。
記事の全文はこちらから↓
http://smilinghpj.org/letter/NL20160315ALL.pdf
=====
追記:「あっ!みーつけたっ!!」は、
新潟県、静岡県、岡山県で、
今年の課題図書ならびに推薦図書に選定されたそうです。
当事者だけではなく、より多くの人が、
入院中の子どもたちに思いを馳せるきっかけになるだろうこと、
素晴らしいことだと思います。
絵本の森 グランチャでも、
引き続きおすすめさせて頂きます。
ぜひお手にとってみてくださいね。
=====
「Happiness Helps Healing=楽しむことは回復を助ける」
これが、スマイリングホスピタルジャパンの理念。
子どもたちの懸命な成長を見つめながら、
より求められるボランティア活動となるよう、
私自身も成長していかなくてはなりません。