ミシュカの森2013
基調講演 『光は、ときに悲しみを伴う』 ~クリスマス・キャロルを読む~
https://www.facebook.com/mforest?fref=ts
以下、チラシより。
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2000年大晦日に発覚した、
世田谷事件で逝った4人の追悼をこめて、
毎年開催している集い『ミシュカの森』。
柳田邦男先生や、日野原重明先生方のお声かけもあり、
広く人権問題として、さらには生と死を考えるきっかけとして、
多くの方々に共感して頂き、
8回目を迎える運びとなったことを感謝しております。
悲しみからの再生を探る中で、
事件遺族の私を支えてくれたのは、
人のあたたかさと、言葉の力でした。
どんな言葉が人を絶望の淵から救うのでしょうか。
「ミシュカの森2013」では、
悲しみを生きる力に変える
「コトバ」との出逢いを体験して頂こうと思います。
ゲストには、
悲しみに向き合いながら生きる人たちへのメッセージを込めた、
「魂に触れる~大震災と生きている死者」
の著者として知られている、若松英輔さんをお招きしました。
若松さんのご著書は、昨年の朝日・読売ニ大紙の書評委員により、
年間で最も心に残る本にも選ばれています。
「悲しみを通してしか見えない世界がある」と語る若松さん。
追悼と祈りとともに、悲しみの岩礁から湧き上がる
生きる力を分かち合う願いを込めての集い「ミシュカの森2013」。
この機会に是非、ご参加下さい。
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「ミシュカの森」を主宰する入江杏さん。
入江さんは、2000年の世田谷事件で、
大切な妹さん一家4人を亡くされました。「悲しみからの再生」をテーマに、
創作とともに全国で講演活動を展開され、
ご自身の経験から書籍や、絵本も出版されています。
今日も午前中に打ち合わせがあり、一緒の時間を過ごしました。
入江さんの前だと、心が自然に開かれ、
ほっと安らかな気持ちになる、大好きな方です。
私は、絵本がきっかけで入江さんと繋がることができたご縁を、
有り難くもいま、必然のことだったと感じています。
これまで、入江さんが紡いでこられた言葉から、
静かで、かけがえのない、力をもらってきました。
「悲しみはひと色ではない」と教えて下さった入江さん。
誰かが悲しんでいるとき、
自分になんて理解できないから。
本当の意味で分かつことなんてできないから。
と、どこかで罪悪感を感じながら、
大切な何かを捨てることなんてない。あの人に比べたら、自分の悲しみぐらい・・・
と、胸にすくう悲しみを感じながら、
見て見ぬふりをすることなんてない。
悲しみは、形も、色も、温度も様々で、
比べるものではなく、もともと比べられるものではないから。
喜も怒も哀も楽も、
深いほど、人と繋がることができるなら。
全ての経験が、必要だったと感じられる自分でありたいです。
お二人の言葉にふれられるのが、とても楽しみです。
イベントでは、入江さんと、若松さんのご著書の中から、
イベントでは、入江さんと、若松さんのご著書の中から、
少しだけ、朗読もさせて頂くことになりました。
入江さんの大切な方への追悼と祈りを胸に、
心を込めて、届けられたらと思います。
一人でも多くの方のお越しを、お待ちしています。
12月7日(土) 14:00~16:30
日比谷図書文化館 大ホール
参加費 1000円(学生・障害のある方 500円)