絵本の旅は、始まったばかりです。
絵本journey 第3弾。
先日伺ったのは、お茶がのめる絵本の店、
『ティール・グリーン in シード ヴィレッジ』。
可愛らしいうさぎの看板が、お店の入り口を教えてくれた。
住宅街の中にある、白い外壁の一軒家。
入り口を入ると、天井までぎっしりの絵本棚。
日本や海外の絵本や児童書が、充実の品揃え。
流行りものというより、
確かな目で選ばれた良書が揃っているという印象。
眺めているだけでドキドキしてしまう。
子供たち向けの小さなテーブルと椅子もあり、
『エルマーのぼうけん』のりゅうが、ちょこんと座っていた。
絵本のキャラクターやグッズなどがさりげなく置かれていて、
絵本好きにはたまらない、宝箱のような空間が広がっている。
しばらくすると、小学生の男の子たちが来店。
この椅子に座って、絵本を読んだり、カードで遊んだり。
近くに学校などがあり、子供たちも多い地域だそう。
まるで自分の家のようにくつろいでいて、ほほえましかった。
商品とは別に閲覧用の絵本も用意され、
子供たちが気軽に絵本を手にとれる環境もあたたかい。
絵本を見ているだけで、心が満ち足りてしまいそうだけど・・・
お店の奥へと進んでみる。
ティールームへと向かう廊下には、素敵なカードがずらり。
贈り物に選んだ絵本に、
メッセージを添えるためのカードを選ぶのもいいかも!
木のぬくもりあふれるティールームは、全部で14席。
お子さん用の椅子もある。
壁には、宮沢賢治の作品を掘り続ける版画家、
佐藤国男さんの作品が飾られていた。
お話の世界をふわふわ旅するような気持ちになった。
このスペースでは、定期的に、
絵本のお話会やワークショップなどをやっているそう。
実は、絵本コーナーとティールームの間には、
自然光が注ぐ中庭がある。
この日は雨降りだったけれど、
お天気が良ければ、中庭でお茶もできるとのこと。
次回の楽しみにとっておこう♪
今月のケーキセット、『フレッシュ杏のスクエアタルト』を注文。
甘酸っぱい杏と、しっとりとした生地がマッチして、
とても美味しかった!
ティールームにも、閲覧用の絵本棚がある。
お店の随所に、自由にのんびり過ごしてほしい・・・という気持ちが感じられる。
アコーディオンには、どんなストーリーがあるのかなぁ。
店長の種村さん。笑顔がとびきりステキ!!
『ティール・グリーン in シード ヴィレッジ』という店名の由来を聞いてみた。
まず、“ティール・グリーン”は、コガモ色と呼ばれる、深い青緑色のこと。
お店の創業者が大好きな色だという。
そして、“シード ヴィレッジ”は・・・種村さんの名字の英訳!
だから、種村さんは店長ではなく、村長なのだ♡
種村村長は、お客さん一人一人の相談に、
とても親身に丁寧に応えて下さる。
私も読み聞かせ用にと、夏にぴったりな絵本をリクエストすると、
おすすめ絵本を一冊ずつ愛情を込めて紹介して下さり、感激。。
おかげさまで子供たちにも喜んでもらえました。
ありがとうございました。
次々にお店にやって来る男の子や女の子を、
明るく迎える種村さん。
「雨が降っているから、みんな雨宿りにきたのかも・・・。ふふふ。」と微笑んでらした。
雨宿りで絵本屋さんに来るなんてステキ!
ますますこのお店に惚れてしまった。
そこは、店名通り・・・コガモ色のような、
深く優しい空気に満ち満ちていた。